時々、歯医者に行きます。
虫歯ではなくて定期健診です。
診察の前に 歯科助手さんが
素人の普段のブラッシングでは
取り切れないヨゴレを
きれいにしてくれます。
診察台に横になっていると
ライトが眩しい。
天井はつまらないし
歯科助手さん（美人）は
熱心に作業してくれてて
じろじろ見たら悪いし、
これはこれで
目のやり場に困りますね。
あれ、歯科助手さんゴーグルつけてる。
メガネじゃなくてゴーグル。
歯の破片が飛ばないようにでしょうか。
ーーーさて、突然話は変わりますが、
「動物のお医者さん」という漫画を
ご存じでしょうか。
（いきなりすみません。ついて
きてください。）
「菱沼さん」という女性が登場します。
この人が、手術を受けたのですが
「雑に施術された。」と言って
怒るのです。
なぜ 手術された側の菱沼さんに
施術が雑だったと分かるのか。
「上のライトに映って見えてた。」
手術台の上のライトが 光の加減か
鏡のようになり、手術の一部始終が
映って見えていたのです。
自分の内臓、見たいですか。
私は見たくない。
と、ーーーなぜ こんなことを
思い出したかというとーーー
まさに、今 歯科助手さんのゴーグルに
私の口元が映っているからなのです。
歯科助手さんは動くので 時々ですが、
角度によっては どの歯の、どこに
器具が当たっているか分かるレベル。
なるほど、こういう状況かぁ
なんだか面白くなってしまい、
これってブログのネタになるんじゃあ？
と 思ったあたりで吹きました。
「あ、すみません すみません」
二回も謝ってくれたのは
ちっとも悪くない歯科助手さんのほう。
まさか笑っちゃったともいえず、
そのまま作業続行しましたが
一度ツボにはいったものは
簡単には収まらない。
歯科助手さんは、自分の手際が悪くて
私がむせたと思っている様子。
こんないい人に迷惑はかけられない。
しかし、そう思えば思うほど、
アゴが震えてくるのです。
ツライ・・・笑いをこらえるのが
とんでもなくツライ。
歯医者でこんな思いをするとは
思ってなかった。
もはや何も見ないよう目を閉じて
しかし、ブログの文章、言い回し
フレーズが 次々勝手に浮かんできます。
やめてくれ～
私は、いたって普通に暮らしているハズ
なのに、なぜ こんな目に遭うのか。
世の皆さんも こんな目に遭いながら
涼しい顔して暮らしているというのか。
いや、歯科助手さんのゴーグルに自分の
歯がたとえ映っていても、
気付かないのか？
私か？ 私だからなのか？
こんな私がこの世で果たすべき役割とは・・・
あまりの大変さに うっかり頭がどこか行きそうになる中、
歯科助手さんは着実に作業を進め、
とうとうケアは終了したのでした。
その後の診察はさらっと終わり。無事終了。
後で鏡を見てみると、ギョッとするほど歯が白く
なってました。
歯の食べかす汚れだけでなく、ステイン（着色汚れ）も
取り除いてくれていたようです。
歯科助手さん、お世話掛けました。
私が笑ってたの、バレてましたか？