制作楽屋話  稲架

固定してあるひもは、思ったより細め。

 

そぼ降る雨の中、刈田が広がり

稲架が延々と続きます。

 

カラス達が群れて

稲架の上に黒々と

止まっています。

 

秋の花川は こんな感じ。

 

稲は刈り取った後

稲架(はさ)に掛けて

干されます。

 

調べるとこの稲架、

地域によって形が違い

私が見慣れていたものは

東海地方独特のものだと

いうことが分かりました。

 

 

こ、これは是非、

絵本に描き入れなければ。

 

絵本「なみこぞう」には

遠州名物をできるだけ入れるんだから。

そんなわけで 取材に来たのでした。

 

まず、メジャーで稲架(私の家では

はず、と言っていました。

 

はさ→はざ→はず と訛っていったらしい)

の、高さ等測ってサイズ感を把握。

 

稲架の組み方を観察 スケッチ。

 

ついでにあぜ道の秋草などスケッチして

気が済んで帰りました。

 

家に帰りついてから

「あれ? 筆入れが・・・無い?!」

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制作楽屋話  犀が崖と布橋

カエルの念仏踊り

 

この前、N●Kの大河ドラマ

三方ヶ原の合戦で、

夏目広次が 全部、

持ってきましたね・・・

実際、広次のために

立派な石碑も建っています。

この石碑の向こう、

道を挟んで向かい側に

犀が崖資料館があります。

文字通り、さいががけのほとりに

あって、三方ヶ原の合戦や

遠州大念仏のことが

分かるようになっています。

子供の頃、バスでよくここを

通ったものですが、

怖くて緊張した思い出があります。

なぜかというと・・・

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制作楽屋話  アサリのウラオモテ

浜名湖のアサリはデカくてウマい

 

浜名湖名物は何もウナギだけではありません。

浜名湖は栄養豊かな湖で、中に入った魚も貝も

格段においしくなるのです。

 

今日はその中でも、アサリの話です。

 

私は アサリなど二枚貝を見るといつも

思うことがあります。それは・・・

 

はたして彼らには「裏・表」というものが

あるのだろうか、ということです。

 

アサリの裏表・・・(性格的にはなさそうですが)

あるとしたら、どうやって確かめたものでしょう。

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制作楽屋話   どうした家康②

鎧兜と甲冑と具足

さて、家康公の小豆餅伝説を

描くことにしたのですが、

まずは調べなければ。

「なみこぞう」のおまけ

エピソードとはいえ、

家康に茶店のお婆さん、

追手の武田勢と それらしく

描きたいものです。

武田、徳川の構図をはっきり

させるため、

家紋は必須、

お婆さんにはガマ口を持って

もらい、お金感をだします。

武田は赤備えで赤っぽく

家康は・・・はて、

どんな格好をしてたんだろう?

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