制作楽屋話  下田へ遠征だ

 

♪ むっかし~むっかし~

うーらしーまが~

たっすけったカメって

どーんーなーカメ~?

 

それは、多分アカウミガメ。

九州や四国、本州広くに上陸して産卵するから。

遠州浜も産卵場所です。

これは是非、絵本に描き入れなければ。

というわけで、

やってきました下田海中水族館!

(下田もまた、産卵場所です。)

先に駅の売店で土産物を買っておきます。

古くからの観光地は終いが早い。

バナナワニ園での教訓です。

(・・・これを最後まで覚えていたなら、

あんなことには・・・)

 

やっと来てくれた観光バスで水族館へ。

普段は5:00閉館だけど、その時は

夏休み期間中で特別に

5:30まで延長されていました。

いつもより30分長く見られます。

ラッキー

 

カメプールにはアカウミガメとアオウミガメが

沢山泳いでいて、どれがどれやら

分かりません。

受付で聞くと、飼育担当の人がわざわざ

来てくれて、丁寧に教えてくれました。

(帰るころには、一目で見分けがつくように

なってました。むしろ、なんでこれが

分からなかったのか、と思うレベル)

心ゆくまで描いたり撮ったりし、

満足してバス乗り場に戻ります。

現在時刻は5:40、閉館10分過ぎですか。

次のバスは?

 

5:10

 

え?

次のバスっていうか、

時刻表最後のバスが

5:10

ちょっと待て、

今、夏休みで5:30まで

開館延長されてるんだよね?

な、なにか臨時のバスとかなにか・・・

時刻表の裏まで回ってみましたが、

なにもわかりません。

・・・つまり、水族館は延長してるけど

観光バスは延長してなかったのです・・・

どうしよう・・・

 

ふと見ると、周りにたくさんのお年寄りたちが

出てきて、(どこからこんなに?)ストレッチ

したりウォーキングしたり、みんなトレーナー

やジャージ、ご夫婦はお揃いの反射板。

 

観光客はさっさと帰らせて、ここからは

地元の者たちの時間ということでしょうか。

やれやれ、この辺は風光明媚な場所と聞くし、

駅まで歩くか。

 

ふと、すぐ隣で体操していたおじさんに

バスのことを聞いてみると、

やはり 時刻表の裏側にまで回ってみて、

「ないねえ・・・」

 

その後、なにやらぶつぶつと考えていましたが

「下田駅だら? 送ってってやるから乗んな!」

 

なんと、車で送ってくれました。

(その節はお世話になりました。

このブログ見てるかな?)

駅について、中に入った途端、

4人ほどいた駅員さんたちが

慌てて駆け寄ってきました。

 

「大丈夫です!」

「まだ間に合います!」

「まだ電車そこにいます!」

 

私を囲んで大騒ぎです。

一人だけ事態が呑み込めてないですが、

どうやら 電車が出そうで、

急げば間に合う、ということらしい。

 

別にこの電車じゃなくっても

次の電車でも いいよ?

 

「お金は 払えるところで

払ってくれたらいいですから!」

(なんかレシートみたいな

乗車許可書だしてくれる)

「走ってください!」

(駅員2人が私の左右について

走ってくれる)

 

あまりの勢いに、とりあえず

申し訳程度走って 電車に乗り込みました。

(電車 長々ベルを鳴らして

待っててくれる)

 

乗り込んだはいいものの、

恥ずかしい・・・

他の乗客のみなさん、あの騒ぎ

見てますよね・・・?

 

いたたまれない気持ちで

電車に乗っていると、

なかなか駅に着かない。 あれ?

ああ、行きには気づかなかったけど

これ 伊豆下田急行は在来線だっけ、

新幹線じゃないもんな。

新幹線乗り換えの熱海に着くまで

結構かかるんだ。

 

外はどんどん暗くなっていきます。

夏なのに、こんなに暗いって

今何時だ?

こりゃ 熱海に着くのは

ずい分遅い時刻になりそうです。

 

これじゃあ、次の電車なんてもう・・・

次の電車なんて・・・次の電車・・・

・・・なんて、ものは・・・無い!!

この電車、終電だ!!!

 

それで 駅員さんたちがあんなに慌てて

電車に乗せてくれたんだ。

みんなが私のために必死になって

くれていたのに、

私は、申し訳程度走って・・・せめて

全力疾走して誠意を見せとくべきだった。

 

今までとはまた別のいたたまれなさに

埋もれそう。

さっきの自分を殴ってやりたい。

 

熱海に着くと、もう誰もいません。

弁当売りが一人いて、弁当は3つありました。

私が2つ買い、最後1つはちょいハデめな

おねーさんが買って完売。

 

駅舎の中で新幹線を待ちます。

夏とはいえ、夜のホームは寒かったです。

この時間帯では新幹線もなかなかありません。

がらんとした熱海駅にたった一人。

(昼間は観光客でいっぱいなんだろうに・・・)

やっとのことで 無事浜松に帰還し、

家に入ると、母が倒れています。

・・・いつものことです。

ホットカーペットのうえに転がって

寝ているのです。

母:「お腹すいたよう」

母は、私が遠出するときは、珍しいご当地駅弁が

食べられると思って

飲まず食わずで待っているのです。

 

母:「あんた遅いんだもん」

ごめんよ・・・とりあえず夏だし、

水分は取ってくれ。

 

今日一番のピンチ、実はここ。

 

弁当、美味しいって食べてました。

最後の売れ残りですが、

バクバク食べてました。

 

めでたし~ めでたし~

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です