制作楽屋話   花粉と穂綿

ガマは食べられる

もう秋ですね。

秋と言えば、

ガマですね(?)

ガマガエルではなく

水辺に生える

蒲です。

ふわふわの穂綿になります。

布団のことを

蒲団と書くことが

ありますが、

昔、綿の代わりに

蒲の穂綿を入れる

ことがあったからです。

そんな穂綿に包まれたら、

弱った白うさぎも

さぞかし癒されるだろう・・・

・・・と思ったら、

なんと原文には

穂綿は出てこないのです。

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制作楽屋話  熱川ワニ

芝居をするワニ

 

絵本「因幡の白うさぎ」で

最初にワニを見に

行ったのは、「熱川バナナワニ園」でした。

 

(熱川とかいて”あたがわ”と読みます)

 

ここに、イリエワニがいるのです。

 

実は、ワニは淡水に棲む生き物です。

 

川ワニがクロコダイル

沼ワニがアリゲーター

ざっくりそんな感じです。

 

しかし、イリエワニは

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制作楽屋話  言うほど描き分けられてないけど・・・つるぎ。

八百万の神と言いますが、

オオクニヌシには

八十人の兄がいます。

(やそがみといいます。)

八十とは

「たくさん」

という意味で、

 

厳密に八十人、という

わけではなく、

もっと沢山いたかも

しれませんし、

八十人よりは

少なかったかもしれません。

 

ああ、よかった。

「因幡の白うさぎ」で

八十人も描いてたら、

A5判画面から

はみ出るぞ。

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制作楽屋話  天地捏造

 

 

田んぼの隅に、

白いビニール袋が置いてありました。

それは、山に分け入るほどに

増えていき

田を家を覆いつくしました。

雪でした。

 

「因幡の白うさぎ」を

作っていた時、私は

鳥取(旧因幡)へ取材に

行ったのです。

瀬戸内海側から日本海側へ

向かう時、

山を越えるのですが

そこでは雪が

降っていたのでした。

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